皆さんこんにちは!
しばらくは昔書いた記事をリバイバルしていきます!
昨日か一昨日くらいにカウボーイが牛捕まえる動画みてテンションが上がってしまった僕です。
それと関連して…ではないですが本日解説する曲は
恋はダービー☆です
それではいきましょう
Let’s Go!
Section1 ~概要~
恋はダービー☆はアルバム「ウマ娘 プリティーダービー STARTING GATE 01」に収録されているトウカイテイオー(CV.Machicoさん)によるソロ曲です。ポップなサウンドとウェスタンなサウンドの融合がとても心地よい一曲になっています。作曲は本田晃弘さん作詞はcorochiさんでCygamesの音楽チームの方々ですね。恋をダービーになぞらえて歌うとっても可愛らしい歌詞になっていると思います。
Section2 ~ウェスタンっぽいアレの正体~
皆さん!ウェスタン好きですか?新天地、カウボーイ、インディアン、そしてウェスタン・ミュージック!このウェスタン・ミュージックの要素ですがこの恋はダービー☆ではめちゃくちゃ使われてます。ディズニーランドのとあるエリア(名前忘れた)で流れてそうなやつですね。
Bluegrassって呼び方もあるんだけど区分分けが曖昧で厳密な区別ができるのかわからないんだよな….
ウェスタンミュージックをウェスタンミュージックたらしめる要素として僕は3つ挙げたいと思います。
右側でタンタカ鳴ってるギターみたいな音と左側で陽気なソロを奏でるヴァイオリン(フィドルかも)そして駆け出したくなるようなリズム!
それでは1つ1つ解説していきましょう!
ヴァイオリン
ウェスタンミュージックでのヴァイオリンの魅力はなんと言っても速弾きと装飾音だと思います。
具体的には頻繁に行われるグリッサンドと16分音符のはやーいパッセージこれこそが「ウェスタンっぽいヴァイオリンの正体なんじゃないでしょうか。」
ヴァイオリンを気力があるうちに勉強してみたい…
バンジョー
2つ目の要素として右側のギターみたいな音が挙げられます。これですがおそらくバンジョーかと思われます。
このポロンポロンとした単体の音からは想像もつかないような素早いパッセージをこなすことができウェスタンミュージックのリズムの中核を担っている楽器と言えるでしょう。
ではこのバンジョーの陽気な刻みはどのようにして生まれているのでしょうか?
リズム
そこで3つ目の要素、「駆け出したくなるようなこのリズム」の登場ですがこれはウマではなく”馬”と深い関係があります。ウェスタンミュージックにおいてアメリカで最初に有名になった「Otto Gray and His Oklahoma Cowboys」はThere were only three rhythms to the real songs of the range(ウェスタンミュージックには3つのリズムしか使われていない)と語っていてその3つとはthe walk, the trot, the lopeの3つで、これは何かというと馬の歩き方、走り方の呼称なんです!いわゆるパカラパカラッというあの音です。これをリズムに落とし込んだのがウェスタンミュージックのリズムの起源というわけですね。恋はダービー☆で使われているのはこのwalk,trot,lopeの中で言うところのlopeですね。lopeはゆったりした駆け足(キャンター)の一種でリズムはパカラッパカラッと三連符っぽくなります。
※1 Shirley, Glenn. “Daddy of the Cowboy Bands” in Oklahoma Today, Fall 1959, Vol. 9, No. 4, p. 29.”
リンクに飛ぶとオクラホマ州立大学図書館のデジタルアーカイブから
pdfのダウンロードが始まります
リファレンス曲置いときます。
以上3つの要素が恋はダービー☆をいい感じにウェスタンなテイストに仕上げる立役者というわけですね。
また、これらは走れウマ娘でもその曲の特性上(走れコータロー、走れマキバオーの流れで)使用されています。
こっちのほうが原点に近いかも?恋はダービー☆はデフォルメが強めに入ってますね。
ところでパカラッパカラッって4本足じゃないと出ない音なのでは…アレっ…?
Section3 ~曲のなかみ~
ここからは秒数刻みで個人的に気に入っている点や解説ポイントについてつらつらと書いていこうと思います!
リファレンストラック(参考にしている音源)はアルバム**「ウマ娘 プリティーダービー STARTING GATE 01」**収録のFull 2021 Remastered Versionバージョンです。以下に書く秒数はこのトラック準拠です。表記法は0:00が0分00秒です。
Spotifyリンク置いときます。
それでは
Let’s Go!
0:00~
まず最初に現れますのはヴァイオリンの陽気なソロ、そこから馬の足音を模した打楽器…..マヤ、理解っちゃった…..
ろったったったらゔぃらゔぃ…..ろったったった….これ永久に聴いてたら頭溶けるやつ
0:14~
ここからヴァイオリンの本領発揮、めちゃくちゃ上手いっすねこれ。速弾きすぎんだろ…
0:27~
「Aメロ」ですね。打楽器の軽快なリズムがいい感じです。
0:50~
ここからBメロになりますここでずーんとなるベースが気持ちよくて僕は好きです。
1:02~
サビですね恋は~のところで一気に世界が広がります。ブラスのバッキングもいいですね。1:20からどんどん音階が上がっていってMy Darling!!で爆発するのがここのエモポイントですね。マジでかわいい
2:10~
Bメロ
派手な女が横入りジェラシー….なんか重くなってきたな….
2:23~
サビですね、ここまさにこの曲のテーマまんまの歌詞「恋はダービー、競争社会」これいい歌詞ですね~ ダービーと社会でちゃんと韻を踏んでいて聴いてて気持ちがいいです。
2:57~
間奏パートですねこの音階どこかで聴いたことありませんか?オペラ座の怪人のアレに似てる気がします。
3:10~
サブリミナルらゔぃらゔぃ
3:20~
ちゃんとしたらゔぃらゔぃ
3:30~
Cメロですね。メインメロディと左側のしっとりヴァイオリンとの掛け合いに注目しながら聴いてみてください。
3:58~
ラスサビですね。
4:25~
アウトロですねイントロと兼用なのでこの曲もユメヲカケルみたいにインストバージョンにすればゲームの曲として永久ループさせることができます。
というわけで一通り回ってきました。
この曲を聴くときに僕はこんなかんじのことをぼーっと思い浮かべながら聴いてます。
Section4 ~まとめ~
お疲れさまでした。
今回は「恋はダービー☆」を通してウェスタンミュージックの特徴などについてお話しました。
今回色々調べながら書かせて頂いたのですが畑違いなのでもしかしたら間違ってるかもしれません。ウェスタンミュージックに詳しい人補足とか訂正とかしていただけると嬉しいです!
それでは!
ろったったったらゔぃらゔぃ…..
恋はダービー☆で検索すると重いとかしっとりとか出てくるのなんで…